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ブリヂストン、技能と営業力を競う全国大会で人財育成を強化

ブリヂストンは、トラック・バス向けソリューション活動の強化に向け、人財育成を目的とした「第15回技能グランプリ全国大会」と「第3回ソリューションエンジニアコンテスト全国大会」を北九州市で開催した。両大会には地区予選を含め総勢683名が参加し、輸送事業者の安全運行や効率化を支える知識と技術を磨いた。

技能グランプリ技能グランプリ

技能グランプリには全国から344名が予選に挑み、勝ち抜いた40名が全国大会に出場した。実作業形式でメンテナンススキルや顧客対応力を競い、新たに14名が「技能エキスパート」に、10名が「技能マイスター」に認定された。2010年の初回大会から参加者は累計5,000名を超え、認定者は計139名となった。今年は技能マイスターが講師を務める研修「技能マイスタープレゼンテーション」も実施され、現場での安全確保や出張作業の高度な知識を共有した。

ソリューションエンジニアコンテストソリューションエンジニアコンテスト

一方、ソリューションエンジニアコンテストには339名が地区予選に参加し、代表16名が全国大会で営業提案力を披露した。顧客の課題を分析し、ブリヂストン独自の「Tire Solution」を活用した商談力を競い、最優秀者1名と優秀者2名が表彰された。優れた提案例はグループ内で共有され、ソリューション営業力の底上げに役立てられる。

ブリヂストンは、プレミアムタイヤ事業とソリューション事業を連動させ、顧客の課題解決と安全運行の支援を通じて社会価値と顧客価値の向上を目指している。今回の全国大会はその一環として、現場力と営業力を兼ね備えた人財の育成を加速させる取り組みとなった。