ブリヂストンとispace(東京都中央区)は7月31日、中小型月面探査車向けタイヤの実用化に向けた基本合意書を締結した。
ispaceとブリヂストンは、今回の合意に基づき小型および中型月面探査車の性能向上に向けた活動を共同で進めていく。ispaceが研究開発を進める小型および中型月面探査車のプロトタイプに、ブリヂストンが開発を進める柔らかく変形することで高い走破性と耐久性を提供する月面探査車用タイヤを装着し、地上での評価検証を実施する。

その検証を通じて月面での技術実証の実現性や事業性の評価も行うことで、最短で2029年頃の実用化を目指す。
ispaceとブリヂストンは今回の取り組みを通じて、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)に設置された宇宙戦略基金の活用も見据え、両社にて日本の宇宙産業の発展に貢献していく。