ブリヂストンは、小型トラック・バス用オールシーズンタイヤ「DURAVIS M807」と「ECOPIA M812Ⅱ」を9月より発売する。発売サイズは、「DURAVIS M807」が19サイズ、「ECOPIA M812Ⅱ」は5サイズ。
今回の新商品は、同社が「循環ビジネス時代の新たなプレミアム」として位置付ける商品設計基盤技術「ENLITEN」を搭載し、タイヤ性能とともに環境性能を高レベルで両立。さらにモノづくり基盤技術「BCMA」と融合することで、サステナビリティへ貢献するとともに、顧客価値・社会価値の提供を図っていく。

「DURAVIS M807」は、市街地走行やストップ&ゴーの頻度が高い運行形態の車両向けに、摩耗ライフ性能にエッジを効かせ、雨天時におけるウェット操安性や低燃費性能も高い次元でバランスさせた。
パターン部のブロック剛性・接地面積をアップ、同時にサイプを増やすことで摩耗ライフとウェット性能向上を両立した「デュアルグルーブワイドパタン」を搭載。また、タイヤの骨格であるケースの発熱を抑制し、転がり抵抗を低減する「ロウ・サーマルケース」を採用することで、従来品「DURAVIS M804」対比で摩耗ライフを15%向上、ウェット加速タイムを10%短縮、転がり抵抗を11%低減している。
「ECOPIA M812Ⅱ」は、稼働時間や走行距離が相対的に長いルート配送を担う車両に向け、低燃費性能にエッジを効かせた上で、背反する摩耗ライフ性能とウェット制動性も高次元にバランスさせた。トレッド部のゴムに、低転がり性能特化ポリマー、耐摩耗性能特化カーボン、さらにウェット性能向上剤を新たに配合した「LT専用 ECOタフコンパウンド」を採用。従来品「ECOPIA M812」対比で転がり抵抗を3%低減、摩耗ライフ10%向上、ウェット制動距離を8%短縮し、環境性能とユーザーの経済性・安全性を両立している。